電子データの保存方法の種類について

こんにちは、書類スキャニング業者vividです。

先日下記記事をまとめました。

法律で定められている書類、定められていない書類の保管期間について

この記事の続きで、今日は記録媒体についてまとめていきますね!

 

記録媒体というと大袈裟ですが、簡単に言うと電子化したPDFファイルをどこに保存するのか?についてまとめます。

保存媒体とも言いますが、保存出来ればなんでもいい!ではなく、特徴を踏まえて貴社にあった保存媒体を導入することが大切です。

 

HDD(ハードディスク)

最も一般的に使われているものですね。

大容量の記録媒体として幅広く使われています。

 

HDDのメリット

人気の理由はなんといっても「簡単」なところです。

HDDとパソコンをUSBケーブルで繋ぐだけでHDDに入れたPDFファイルを取り出すことが出来ます。

あまりパソコンや精密機械に強くなくても誰でも出来る。それがHDDの良いところです。

また、最近では大容量のHDDでも価格が安いところも人気の理由です。

 

HDDのデメリット

衝撃に弱く故障の可能性が高い点です。HDD自身の熱によってデータが破損する可能性もあります。

他にも読み込み速度が遅かったりなどします。

HDD本体の扱いは神経質にならないとデータが破損してしまいますので注意が必要ですね。

HDDデータが破損

 

ただ、最近ではこういったデメリットを補った機能のついたHDDが数多く出ております。

RAID(レイド:Redundant Arrays of Independent Disk)システムです。

※以下RAID

 

HDDのデメリットを補うRAID機能について

RAIDは2018年現在で全部で4種類ありまして、それぞれ性能が異なります。

RAID-0

分散書き込み機能(ストライピング機能)といって、複数のディスクに対して同時にデータを記録することが出来ます。

つまり、データの読み込みや書き込みが速いです。

しかし、ディスク自体が故障するとデータが失われます。

 

 

RAID-1

ミラーリングと呼ばれる機能があります。

通常は1台のディスクにデータを保存するため、ディスクが破損したらデータが消失します。

ミラーリング機能では、HDDの中に2台のディスクがあり全く同じデータを2台目にバックアップされます。

1台が故障しても自動的に2台目のデータが普及するため、データ紛失確率は減少します。

弊社がお客様に提案するHDDはこのRAID-1タイプが多いです。

安くてデータ紛失の可能性も低いですのでオススメです!

 

 

RAID-5

複数のディスクに対して均等にデータを書き込むと同時にエラー訂正用の「パリティ」と呼ばれるコードが生成されて書き込まれます。

パリティとは欠損したデータを完全な状態に生成しなおしてくれると思ってくれれば問題ないです。

メリットとして、HDD自体が壊れても稼働出来る上にシステムを正常な状態に回復出来る

デメリットとして、3台分のHDDが必要になるため、導入コストが高くなる。

※RAID-1はHDD2台分のコストです。

 

RAID-6

RAID-5の進化版ですね。

こちらはHDDを4台必要になりますが、同時に2台故障しても復元が出来ます。

パリティを2種類持つことで耐障害性を高めているからですが、その分RAID-5よりは書き込み速度は遅いです。

 

 

以上になります。

せっかく書類を電子化しても、そのデータを用途にあわせた記録媒体で保存しないと意味がないため、しっかりと理解しておきましょう!

次は光ディスク編(CD)をまとめますね!